「老後に向けた資産形成を始めたいけど、何から始めればいいの？」
そんな方におすすめなのがiDeCo（イデコ）です。
この記事では、iDeCoの仕組みやメリット・デメリット、初心者が投資信託を活用する際のポイントをやさしく解説します。
目次
iDeCoとは？初心者にもわかる制度の基本
iDeCo（個人型確定拠出年金）は、毎月一定額を積み立てて、自分で運用し、60歳以降に受け取る年金制度です。
公的年金にプラスして自分で準備できる「自分年金」として注目されています。
iDeCoで投資信託ってアリ？初心者が知っておきたいメリット
メリット①：掛金が全額所得控除に！
iDeCoで積み立てた金額は、すべて所得控除の対象になります。
例：
年収500万円の会社員が、毎月2万円（年間24万円）を積み立てた場合、
→ 年間の節税効果は約48,000円！（※所得税10%、住民税10%で計算）
メリット②：運用益が非課税になる
通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、iDeCoなら運用益はすべて非課税です。
長期でしっかり資産を育てるほど、税金ゼロの恩恵は大きくなります。
メリット③：受け取り時にも控除が使える
60歳以降に受け取る際にも、退職所得控除・公的年金等控除が利用可能。
受け取り方法によって、税金が軽減される仕組みです。
iDeCoのデメリット・注意点も理解しよう
デメリット①：原則60歳まで引き出せない
途中でお金を使いたくても、iDeCoは原則として60歳まで引き出し不可です。
住宅購入や教育費など、柔軟に使いたい資金とは別に運用しましょう。
デメリット②：元本割れのリスクがある
iDeCoで投資信託を使う場合、価格変動による損失の可能性があります。
短期ではマイナスになることもあるため、長期的な視点で運用することが大切です。
デメリット③：各種手数料がかかる
iDeCoには以下のような手数料が発生します：
- 加入時：2,829円（初回のみ）
- 毎月の口座管理料：約171〜400円（金融機関によって異なる）
- 信託報酬：ファンドごとに異なる（年率0.1～1%程度）
初心者におすすめの投資信託はこれ！
| ファンドタイプ | 商品例 | 特徴 |
|---|---|---|
| 全世界株式型 | eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー） | 世界に分散投資。成長性とリスク分散のバランスが◎ |
| 米国株式型 | SBI・V・全米株式インデックスファンド | 米国経済の成長に期待。高リターン狙い |
| バランス型 | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | 株式・債券をバランスよく配分。安定志向向け |
iDeCo投資信託の始め方【3ステップでOK】
- 証券会社を選ぶ
楽天証券、SBI証券が低コストで人気 - iDeCo口座を開設し、掛金と商品を設定
- 毎月コツコツ積立てて、長期的に運用
年1回の見直しやスイッチングも活用できます
iDeCo投資信託はこんな人におすすめ！
- 老後資金をコツコツと積み立てたい人
- 税金を節約しながら投資したい人
- 少額＆初心者でも安心して始めたい人
まとめ｜iDeCoで投資信託は「アリ」！でも注意点も忘れずに
iDeCoで投資信託を使えば、節税＋長期資産形成の両方を実現できます。
一方で、引き出せない点やリスク、手数料などのデメリットもあるため、しっかり理解したうえで取り組みましょう。
無理のない範囲で始めて、将来の安心を少しずつ作っていきましょう！