こんにちは、FXトレーダーの皆さん!
2025年6月9日週(6月9日〜6月15日)は、世界的なインフレ状況を見極める上で極めて重要な米国のCPI(消費者物価指数)が発表される注目の週です。
また、日本では1-3月期GDPの改定値が月曜朝に発表されるなど、週初から動き出す可能性もあります。
この記事では、米ドル、ユーロ、ポンド、円の主要通貨ごとに、来週注目すべき経済指標とその影響を解説します。
目次
🇯🇵 日本円(JPY)|GDP改定値で週明けスタートから変動の可能性
🔔 注目指標
- 6/9(月)08:50:1-3月期 実質GDP(改定値)
- 6/9(月)08:50:4月 国際収支/貿易収支
戦略考察
速報値との差が大きいと、日経平均と為替にインパクトを与える可能性があります。予想を上回る成長率なら、追加緩和観測が後退し円買いの流れにつながる場面も。
🇺🇸 米ドル(USD)|CPIで利下げ期待に変化が出るか
🔔 注目指標
- 6/11(水)21:30:5月 消費者物価指数(CPI)
- 6/12(木)21:30:5月 生産者物価指数(PPI)
- 6/12(木)21:30:新規失業保険申請件数
- 6/13(金)23:00:6月 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)
戦略考察
最大の注目は水曜発表のCPI。インフレが高止まりすれば、FRBの利下げ観測は一段と遠のき、ドル買いに傾く可能性大。反対に、鈍化すればドル売り圧力が高まるでしょう。
🇪🇺 ユーロ(EUR)|今週は材料難、米ドル主導での動きに
🔔 注目イベント
- 主要指標・会合の予定はなし
戦略考察
先週のECB理事会での利下げ決定を受け、今週は様子見ムード。ユーロドルは米国のインフレ指標主導で動く展開が予想されます。
🇬🇧 英ポンド(GBP)|直接的な経済指標は少なめ
🔔 注目イベント
- 特段の注目経済指標・金融政策発表はなし
戦略考察
ポンドは、米ドルやユーロに対する相対的な強弱での動きがメインとなりそうです。ボラティリティが低下する一方、米指標発表時に突発的な値動きには注意を。
📊 通貨別まとめと戦略のヒント
| 通貨 | 注目イベント | トレード戦略のヒント |
|---|---|---|
| 🇯🇵 円 | GDP改定値 | 速報との差に要注目。強ければ円買い加速も |
| 🇺🇸 米ドル | CPI・PPI・ミシガン指数 | インフレ高止まりでドル買い、鈍化でドル売り |
| 🇪🇺 ユーロ | 材料薄 | 米主導の流れに乗る形、方向感は限定的 |
| 🇬🇧 ポンド | 特になし | ドル・ユーロとの連動性を重視した短期取引が有効 |
🎯 最後に
今週のFX市場は、米国のインフレ指標(CPI/PPI)と日本のGDP改定値が相場の主な材料です。
📈 トレードのポイントは以下の通り:
- 指標発表の時間帯を必ず事前に確認
- ポジションは発表直前に一度整理・調整
- サプライズに備え、ストップロス設定を忘れずに

