こんにちは、FXトレーダーの皆さん!
2025年5月最終週(5月26日〜6月1日)は、為替市場に影響を与える重要な経済指標が世界各国から発表されます。特に注目されるのは、米国のPCE物価指数とFOMC議事録、そしてユーロ圏・日本・英国の景況感や消費指標です。
この記事では、米ドル・ユーロ・ポンド・円の主要4通貨にフォーカスし、来週の注目経済指標とその注目ポイントをまとめました。
目次
🇺🇸 米ドル(USD)|PCEとFOMC議事録で方向感に注目
🔔 注目指標
- 5/27(火)21:30:4月 耐久財受注(速報・コア含む)
- 5/27(火)23:00:5月 消費者信頼感指数(CB)
- 5/29(木)03:00:FOMC議事録(5月開催分)
- 5/30(金)21:30:4月 PCE価格指数、コアPCE価格指数
戦略考察
米ドル相場のカギを握るのは、PCE価格指数とFOMCの議事録。インフレ再加速が確認されればドル買い、鈍化ならドル売りへと反応が出やすくなります。耐久財や消費者信頼感にも注意。
🇪🇺 ユーロ(EUR)|景気と信頼感が材料に
🔔 注目指標
- 5/27(火)18:00:5月 消費者信頼感指数(確報)、経済信頼感指数
- 5/29(木)21:30:第1四半期GDP(改定値)
戦略考察
ユーロ圏では、消費者・企業の景況感とGDP改定値が材料。特に経済信頼感が低下すると、ECBの早期利下げ観測が強まりユーロ売りにつながる可能性あり。
🇬🇧 英ポンド(GBP)|消費指標が注目材料
🔔 注目指標
- 5/30(金)15:00:4月 小売売上高
戦略考察
英国のインフレは高止まり傾向ですが、消費活動の弱さが浮き彫りになれば利下げ観測が再燃する可能性も。小売データはBOEの判断材料として注目されます。
🇯🇵 日本円(JPY)|CPI後の焦点は雇用と鉱工業
🔔 注目指標
- 5/30(金)08:30:4月 失業率、有効求人倍率
- 5/30(金)08:50:4月 鉱工業生産(速報)
戦略考察
先週の全国CPIに続き、今週は雇用と生産の指標が注目されます。データが予想を上回れば、日銀の正常化シナリオに弾みがつき、円買いの材料になる可能性も。
📊 来週の為替戦略サマリー
| 通貨 | 主な注目指標 | トレード視点 |
|---|---|---|
| 🇺🇸 米ドル | FOMC議事録、PCE | インフレ再加速ならドル買い方向へ |
| 🇪🇺 ユーロ | 信頼感・GDP改定 | 景気鈍化なら戻り売り狙い |
| 🇬🇧 ポンド | 小売売上高 | 弱ければポンド売りに警戒 |
| 🇯🇵 円 | 雇用統計・鉱工業 | 想定上振れなら円買い加速の可能性 |
🎯 最後に
5月の最終週は、米国のインフレ動向(PCE)、金融政策のヒント(FOMC議事録)、そして欧州・日本・英国の消費や雇用の指標が為替相場を左右します。
📌 発表タイミングを事前にチェックし、ポジション調整とストップ設定を忘れずに!

